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表紙は桑田さんですよね? |
桑田佳祐さん著作の「ポップス歌手の耐えられない軽さ」を読みました。
これで桑田さんが書き下ろした本を読んだのは5冊目です。大好きな桑田さんの生き方や物の捉え方を学ぶべき、今回もじっくりと読ませていただきました。私が二十歳前後に桑田さんの本を手にして読んだ時は全てリスペクトしてしまう勢いで読んだ物です。然程興味がなかったビートルズやエリッククラプトンのことなどはどの本を読んでも必ず出てくるので、影響されてCDを聴いたり、音楽は歌詞の内容が重要なんじゃない!サウンドだ!メロディーラインこそが楽曲のキモだ!と深く共感したりしていた物です。
私も年齢を重ねて来たので今回の本は、今の桑田佳祐像を楽しみながら読みました。
一番感じたのは物の考え方がマルくなったなぁと感じました。やはり還暦を超えると段々と悟るのでしょうか・・・例えば、以前は桑田さんが少年時代・青年時代聴いていた歌謡曲から影響されたというのは今も変わらずですが、70年代後半にサザンオールスターズでデビューした頃に賑わっていた日本の歌謡曲というか今でいうJPOPにはまるで関心がなさそう、というか小馬鹿にしていた様なところがあったと思いますが、現在は結構ベタ褒めしているのには違和感さえ感じます。まさか沢田研二さんをこんなに褒め称えるなんて😨 松田聖子さんに曲を提供したかったのはなんとなく理解できますが🙄 作詞家の筒美京平さんの曲をこんなに好きだったなんて😶🌫️ まして演歌なんて絶対昔は嫌いだったと思いますが🤬
まぁ全ては人生経験なんでしょうけどね。年を重ねれば好みも変わるでしょうし考え方も変わるでしょうね。それはそうですよね、音楽的にも同じ箇所に留まらず前進して来た桑田さんですもの。昔は不味いと思った物が今は美味しく感じる物もあって当然、かくいう私も昔大っ嫌いだった黒豆が今では美味しく感じます(歳かな。。。)
いちばん面白いというか共感深々で読んだエピソードはやはりビートルズのこと。今も昔も音楽の根っこはビートルズというのが嬉しかったしホッとした。「北島三郎こそが俺の音楽先祖」なんていわれたら流石に寝込みますよ、私😁。あとネットやSNSへの軽い批判も大共感!何でもない事が炎上になっちまいますからね現代日本は。アーティストと呼ばれている人達はよく言葉を選んで発言したり、音楽人なら注意して歌詞を書かないとなんて実に息苦しいショービジネス界だと思います。
昔は桑田色に染まり人格まで似せようとしていた自分ですが、今回は完全に第三者視点で読みました。少し批判めいた事も書きましたが久しぶりに桑田佳祐さんの単行本が読めて楽しい時間を過ごせました。もちろん、ファンの方でまだ読んでない人は必読です!なるべく早く!料理は冷めないうちに食べないと。
桑田さん、「エモい」なんて言葉知ってたんですね(オドロキ😲)私意味がわからなかったので調べました。一つ利口になったワイ。
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