ライ麦畑でつかまえて 訳:野崎孝 |
著者J.D.サリンジャーの「ライ麦畑でつかまえて」を読みました。
この本を最初に読みたいと思ったのは遥か昔の20台の頃だったと思います。確か、小泉今日子さんがお勧めしていたかなんかで(この頃はキョンキョンに共感していたのです。🥴)私も読んでみようと本屋で探したのですがこの本が無い、また違う本屋で探したのですか無い、そのうちに忘れてしまった様な気がします。でも頭の片隅に「この本は名作のはず、いつかは読まねば」とあり、電子書籍に時代になった時に改めて探してみたものの、どうやらこの本は電子化されてない(今現在もされていません)それでまた忘れていた状態でした。しかし今回、紙の本を読み出したので紙の本に抵抗がなくなったのをきっかけに、「そうだ、あれを読もう✅」となり、ようやく手にして読む運びになりました。(ここまで随分遠回りしたなぁ〜😅)
私はこのタイトルから想像していたのは恋愛ものでした。主人公は女の子でライ麦畑でつかまえてごらんなさ〜い💕みたいな。ところが全く違ったので結構衝撃でした。主人公は16歳の男の子で、どうも一つのことがやり遂げず途中で放棄してしまういい加減な性格で、将来のこともあまり考えていない様子。あれ、これ誰かに似ていない⁉️🔅ああ、そうだ私の10代だった頃に似ている😁 だからか、読んでいて主人公のホールデンにはなんか腹が立ちました。何故腹が立ったのかというと自分を見ている様だったからなのでしょう。嫌なことから逃避して、嫌な奴を心から批判して・・・そんな青春時代でしたからね、私。。。
正当化するわけではありませんが、そんないい加減というか目的意識がないのもそれはそれで青春の1ページだったんだなって気がします。それはそれで淡い想い出というか・・・今の自分から見たらダメ人間そのものですけどね。そんなダメ時代があっての今の自分なんだと思いますね、色々と。
だからきっと、この小説の中のホールデンくんも、大人になったら結構固い職業についているかもしれないと勝手な想像をしてしまいます。いや、自分が固い職業人だとは思いませんけど😁 学生時代はどうしようもなかった様な奴が、結構立派な社会人になってることってあるじゃないですか、そんな感じです。
50歳を上回った今の私の感想はこんな感じですが、20代の頃の私が読んだらどんな感想をもったのかな🤔
そう考えると、同じ本でも読むその時の年齢・時代によって感想も違ってくるかと思うと、何だか面白いですよね。
かしこ
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