サマータイム・ブルース レビュー


サマータイム・ブルース/サラ・パレツキー

著者サラ・パレツキーさんの「サマータイム・ブルース」を読みました。
この本を、確か私が18だか19歳の夏頃に読んだ記憶があって、再度この夏に読んでみようと思い読んでみた次第です。
読み終わってストーリーに全く記憶がない⁉️ いくら昔読んだ小説とはいえ少しは覚えているはずなんで、どうやら記憶違いだったようです。おそらく読んだのは同著者の「センチメンタル・シカゴ」だったのかもしれません。当時本屋さんに平置きにされていて表紙買いしたのでしょうが、この「サマータイム・ブルース」も気になっていて次に買って読んでみるかと思っていたのかも🤔 それと買ったものの、さっと読んでいて殆ど覚えてないだけかも🤭 真相は果たして。。。

先日の湯河原旅行のお供に持って行って読み始めたのですが当然のように読み切れず本日読破しました。タイトルのような「夏」を感じさせられる様な描写は殆どなくて、その意味では期待外れでしたが(私は夏に夏の情緒がある本を読むのが好きなんです)海外小説のサスペンスハードボイルド物は割と好きなんで、最後まで楽しく読めました。特に後半のクライマックスシーンは映画を観ている様に情景が浮かび上がりましたよ。
舞台1980年初頭のシカゴ。ですから当然スマホとかパソコンも話に登場しません。通信手段は電話のみなのが懐かしく思われました。そう、昔の洋画劇場を見ている様な感覚です。この本は2010年に新版として再発行された様なのですが、私が買った本はその初版でした。つまり10年前に発行されたのにもい関わらず、初版本が買えたという事はあまり売れなかったのでしょうか😧 それともネットで購入すると古い本から出荷されるので、今回たまたま初版を引いただけなのでしょうか😧 真相は果たして。。。

この本と同時期に売られていた同著者の「レイクサイド・ストーリー」や「センチメンタル・シカゴ」も是非、新版にして発売してもらいたいのですが、もし、この「サマータイム・ブルース」の売り上げイマイチだったことが原因で実現しなかったとしたら少々残念です。電子書籍化も今だにされてませんしね。

かしこ

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