著者、芦沢央さんの「火のないところに煙は」を読みました。
久しぶりの紙の本小説での読書は、やっぱりいい感じですね。電子書籍では味わえない、紙の温もりといいますか、紙ならでは読む楽しさみたいなものが確かにあります。
さて、この本を買った理由は何となくタイトルがホラーっぽい感じだったからです。夏は何といっても怪談系が読みたくなります、私は。
6話で別々の怪談話が展開するのですが、ただの怪談だけじゃなくてミステリ要素があってそれぞれの話が面白いです。そしてこの小説の更に面白いところは6話が繋がているところです。こんな手法の読書体験は初めです。4時間くらいで一気読みしてしまいました。
ただ怖さで言ったら、そんなに怖い話でもないので、ただ単に怖い怪談を求めてる人にあまりお勧めできません。怪談でありながらミステリアス要素がある小説が読みたいという方には良いかもしれません。
かしこ
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