とあるサイトでサザンオールスターズの好きなアルバムアンケートをとっていて、一位は「kamakura」でした。私もサザンのアルバムで一番好きなアルバムですから納得の結果です。
気になったのは9位「葡萄」10位「綺麗」という結果。
たまたまなのか両アルバムタイトルとも難しい漢字2文字で、なんか硬いイメージがあって敬遠されてるのもあるかもしれませんね。
両アルバムに共通するのは「社会風刺」が題材になってる曲があります。やはり、そういった内容は好まないリスナーも少なからず存在するという事なんでしょうか。
以上の事もあるのですが、私が両アルバムに一番感じる違和感は、ずばり「歌詞が前面に出過ぎている」です。アルバム「綺麗」では、桑田佳祐さんが、それまであまり歌詞の意味を深く考えなかったことに反省し、歌詞をよく考えて書いたというエピソードを過去の自筆本で読みました。私自身はこのアルバムは結構好きな方ですが、確かに80年代に発売された他のアルバムとは受ける印象が違います。何となく歌詞を聴かせようとしてる印象を受けますね。
アルバム「葡萄」はサザンの全アルバムの中で一番嫌いです。発売当時楽しみにしていて何回も聴いたんですけど、なんかしっくり来ない、今までのサザンサウンドの美味しい部分がない様な感じを受けました。それは、「歌詞が前面に出過ぎている」からだと気づきました。真っ先に思い起こしたのはアルバム「綺麗」と同じコンセプト??ということでした。「綺麗」も歌詞を重んじてはいますが、前面に出過ぎていなくサウンドと程よく調和してると思います。ただ「葡萄」は完全に歌詞を聴かせにきていて、それが押し付けがましく肝心のバンドサウンドがあまり楽しめない。
私個人としては、サザンオールスターズの大ファンですけど、サザンの好きなところは「日本語歌詞にとらわれずに、まるで洋楽の様なサウンド、メロディーラインで曲を作る」ところです。ですから、歌詞を前面にした楽曲には違和感を覚えてしましますね。そんなのは他のJPOPバンドにやらせておけばと・・・
このアンケートは1位〜10位を発表してましたけど、その9位、10位が、まさにサザンのアルバムの中で「歌詞重視」な2枚でしたので、ちょっと気になってブログに書いてみました。
かしこ
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