1%の努力の感想文

著者ひろゆき「1%の努力」を読みました。

私はあまり著者の西村博之さんに良い印象を持ってません。なんとなく、楽して儲けるという印象を持っていて、飄々とした態度も気に入らないからです。しかし、若い人には人気があるみたいだし、何か魅力があることは確かだと思い、この本を手にしました。

読み終えて、共感できないところはやはりありました。でも、妙に納得してしまう部分もありました。本の中では努力主義を完全に否定しています。私も昭和生まれなので「人間何事も努力が必要だ。」という思想ですから、「こんな人生観はダメだ」と思いながらも、「決して間違ったことは言ってないな」と読み終えてから考えました。
確かに、誰しもが毎日バットを1000回素振りしてもイチローにはなれないし、ギターをどんなに練習してもボブ・ディランにはなれません。やはりそこには天性のセンスがあったからこそ偉人に成れたんだと思います。横一直線の教育や訓練でも必ず差が出るのは事実です。その差は何か??やはりそれは個人個人の個性や資質があるからです。ならば、何でもかんでも努力すれば必ず成就するという考えは間違いだという事になります。それでは所詮凡人は凡人の人生しか送れないかとなってしまいますが、そうではなく、自分の特徴を活かせる仕事や生き方を見つければいい。要するに、「己を知る」これがとても重要な事だというのが本書の要なような気がします。そうならば99%は個人の資質で、1%の努力をすれば上手くいく。わたしはこう解釈しました。

それでも、人間は怠け者ではいけないと私は確信していますがw

かしこ

 

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