AirPodsMax 音質について

 


Appleからの発売されましたヘッドホンAirPodsMaxを購入しました。

あのアップルが満を持して発売したヘッドホン、買うしかないですよね、オーディオ好きとしては。1月2日にapple新宿店にてピックアップ予約で買ってきました。

当レビューでは「音質」に絞った感想を書かせてもらいます。ちなみに装着感は中々いいですよ、重さはさほど感じません。

音質はとてもフラットです。高音を強調せず、低音を強調せずで、すべての帯域が平等に鳴ってます。ズバリこれがとても凄い事なんです。私はゼンハイザーのHD800とソニーのIER-Z1R(こちらはイヤホン)を所有しているのですが、どちらもフラグシップと言っていい上質のヘッドホンとイヤホンです。HD800は開放型ヘッドホンで独特の広い音場を演出するのが特徴で、本当にいい音質だと思います。ただ、残念なのが高音域(ドラムスネアや管楽器等)の音が強調されてます。ですので高音域を適度な音量で聴くとヴォーカルはいいとして低音部が聴きづらくなります。そこで、低音域(ドラムキック、ベース等)を味わえる様に音量を上げると、今度は高音部の音量が強くなりすぎてしまうので聴いてて耳が疲れます。変わってIER-Z1Rは、イヤホンとしては最上級に属する音質だと思います。イヤホンのわりには音場もあって、一音一音が極上の良い音が脳に響きます。ただ、残念なのが低音域が強調され、高音域が弱いです。ですので低音域を適度な音量で聴くとヴォーカル域はいいのですがが高音域(管楽器、パーカッション等)が聴きづらくなります。そこで、高音域を味わえる様に音量を上げると、今度は低音域が強くなりすぎてしまいますので耳がとても疲れます。難聴になりそうです。

これらの弱点を解消したのが、このAirPodsMaxです。冒頭に書いた通り、とてもフラットな音質なので高音が強すぎたり低音が強すぎることもありませし、ヴォーカル域が出過ぎてることもありません。ですので聴いている感覚がスピーカーで聴いてる感覚にとても近いです。

そして、ここが私の一番のポイントですが、フラットな音質ゆえに「音量を上げる」必要が無いんです!!! iphoneで約50%前後の音量で十分に楽曲が堪能できます!何故なら、音域が平等にフラットなのですから、例えばヴォーカルに標準を合わせた音量にした場合、各楽器もほぼ同じ音量で聴こえてきます。(もちろん、小さく聴こえる様にや、離れた位置から聴こえる様に録音してある音は、そのままで)これがとても心地良いです。極端な話、スピーカーとて其々機種の特徴で各音域の強弱が在ったり、設置方法で聴こえ方も違ってきますが、このAirPodsMaxは頭にセットするだけで、極上の「平等サウンド」を奏でてくれんです。私は自分が求める「脚色のない、楽曲製作者が提供したい音」をこのヘッドホンによって、漸く手にすることができました。歓喜です。

所詮はBluetooth接続でしょ?と思われるかもしれません。ところが、解像度、音場、そして音質、とても素晴らしいです。おそらくiphoneやipadのコーディックAACで聴くことを前提に、より良いサウンドを奏でるように研究に研究を重ね、作られたんだと思います。

普段、iphoneやipadから音楽を聴く人で、私の様に、なるべく製作者の意図するサウンドを聴きたい方には、絶対にお勧めす。


かしこ


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