ドストエフスキーの「罪と罰」を読みました。
いくつかの和訳作があるよう様ですが、私が選んだのは米川正夫さんの訳したこの本を選びました。
感想一番目に言いたいのは、とにかく長かったです(笑)。読み終えるまで2か月掛かりましかね。もっとも毎日読んでいたわけではないので、ダラダラと読んでいたからですが。
内容はタイトル通りの罪と罰の話なんですが、罪を犯したら罰を受ける。それは世間対してももちろんのこと、自分自身に対しても同様なのだという事。やはり人間は本当の悪人にはなりきれない、必ず良心の呵責に苛まれるのだ。そのような主人公のラスコーリニコフの心の葛藤がストーリー後半に向けて展開していく様が、面白かったです。でも正直、全体を通して退屈な話が多すぎて、イマイチ読み進めるのが苦痛になってしまいました。登場人物が舞い上がって御託を述べるシーンが多々あって、「これ、いらないでしょ!」と思う箇所が多かった。本当に読んでいて面白かったのは始まりの章と終わりの章だけでしたね、中間いらないのでは?というのが正直な感想かな。
この本だけではありませんが、昔の名作文学にありがちな長々とした心理描写は読んでいてつまらないんですよね、私はですけど。
それでも名作「罪と罰」ですから、まだ読んでない方で、時間に余裕がある方はよんでみてはいかがでしょうか。
かしこ
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