婿養子として迎え入れられた感謝

嫁として嫁いだ時、或いは婿養子として迎えられた時は感謝しなければなりません。
もちろん、嫁をもらった先、養子をもらった先も当然感謝しなければなりません。
私の場合は、山口家から松原家に婿養子に行きました。松原家には男子がいなく、江戸時代から続く家系を守る為です。私は次男なので養子に出る事に問題が無かったわけです。

結婚して20年以上が経過しましたが、とても大切な心構えが無かったことに気づかせていただきました。それは、松原家に対して婿養子をとして迎え入れて下さった事に感謝の心が無かったことです。「養子に来てやったんだ」等と驕った心は全くありませんでしたが、感謝の気持ちも薄かったのです。松原家に来たお陰で長男長女を授かり、働く職場も与えられ、住む家もあります。これは皆、松原家に養子として迎えられた御蔭以外の何物でもありません。私の最終学歴は恥ずかしながら高卒です。特に手に技術があるわけではありません。そんな私が仕事に困ったり住処に困ったりお金に困ったりすることなく生活出来ているのですからよくよく感謝しなければなりません。

人との縁は魔訶不思議なものですが、特に婚姻関係はより一層です。
今日の自分があることに感謝する時、松原家に対してさらに深く感謝します。今後は、いかなる時もその心を私の根っこにしていきます。

かしこ

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