
「新型コロナウィルスは貧困人でも有名人で誰であれ、皆に大きな平等をもたらした。それは酷い部分であり素晴らしい部分でもある。沈むときはみんな一緒。」という内容だ。
当然のようにこの発言は叩かれ、炎上したようだ。確かにお金持ちの人と貧しい人が感染した場合、命が助かる確率が高いのはお金持ちの人だろう。そういう意味ではこのウィルスは平等とはとても言えない。
しかし、感染する脅威を見てみればそうとも言えないのでないだろうか。日本国に於いても有名人が感染したというニュースをいくつも聞いている。それで回復した報道もあれば、亡くなられた報道も流れてくる。もちろん、著名人などではない一般人でも同じだ。外国に目を向ければ政治家が感染したとのニュースもある。私なんかはむしろ、そういうセレブな方たちも感染することに驚きがある。それは一般の人からすれば、セキュリティがかなり高い筈だからである。
このことから、マドンナさんの「このウィルスは皆に平等」発言も決して間違いではないように思える。むしろ、実に的を得た深見のある言葉だと思う。貧困層に感染しやすい病原菌ではなく、ある人種や国だけに感染するものでもない。世界中の人たちに感染リスクがある、「差別なきウイルス」なのだ。
「皆に平等である部分は素晴らしい。」この発言だけ取り上げれば、何をばかなことを!となるのだが、広く深く受け止めれば違った考え方ができる。大自然は人類皆に平等だ。金持ちにだけお日様を当てたり、風を吹かせたり、雨を与えたりしない。どんな人にだって平等に与える。そう捉えれば、実に独特な感性を持っているマドンナさんらしい発想だなと頷ける。
かしこ
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