嫌な予感

洋楽バカな私ですが、一番好きなアーティストは純国産ポップスメーカーの桑田佳祐さんです。十代の頃から大ファンですよ、洋楽だって彼から影響されたようなものです。サザンは僕の日傘です。ただ、去年末に出た「君にサヨナラを」を聞いたとき、とても心中怖くなった、恐ろしい、なんて恐ろしい曲なんだと。曲自体は今まで通りの「桑田ポップス」でイイ曲だと思うんだけど、何かとても嫌な気持ちにさせられました。その嫌な感じの正体は「もうそろそろ、終りなのかな」っていうとてもナーバスな感情です。ある日突然、ポール・マッカートニーやボブ・ディランがダメになってしまった、そう、ヒット曲が出なくなっちゃたあの哀しさが押し寄せてきてしまった。今までだってサザンや桑田さんソロの曲がアルバム曲、シングル曲までいれて、もちろん駄作もあったさ、「こりゃどうなんだ~」みたいなのがさ。でも、今までは感じたことがないんだ、今回の感情は。「常にホームランを打ち続けるサザンオールスターズ」ってフレーズをなんかの本で読んだことあるんですが、ソロ活動まで入れて、ホントその通りだよね、30年間もずっとこれだけの名曲を絶え間なく作り続けたアーティストは日本はもちろんだけど、外タレみたってそうそういない。ずいぶん前にも「サザンはずっと続く、永遠に名曲を提供してくれるんだ」と考えてたことがあります。廃れる事なく輝き続ける夜空の月にお如く・・・でも、もしかしたら才能は永遠じゃないのかもしれない、人は神様じゃないからね。


ちょっとネガティブなこと書いちゃいましたけで、今年は待望のソロアルバムが出してくれます、オリジナルアルバムだとサザンの「キラーストリート」以来だから五年ぶりになるのかな、これは期待せざるを得ないっすこのアルバムを聞いて「なんだ、オレの勘違いか」と思いたい、いや、きっとそうに決まってる!

かしこ

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